旅行

初めての里帰り〜◯3歳、真夏の大冒険〜

2023年の夏休みは、8月11日から13日まで、初めての里帰りに行ってきました。

43歳にして「初めて」…?

そう、これから家族となるお相手の家族に会いに行って、ご実家にお泊まりもしてきました。

(ただし、今回はのろけ話はしないようにしておきます。)

その場所は、日本の原風景が広がる、なんとも素敵なところでした。

町ぐるみでコウノトリの生育に取り組んでいる町です。ご実家の家の中からも、地域の人が設置した営巣を支援する施設にいる、巣立ち前のコウノトリの姿を見ることができました。「あそこにいるのよ」「もうまもなく巣立ちだよ」「今日もいるねぇ」そんな会話がとても幸せでした。

ドライブ中には、黄金色に近くなった田んぼと悠々と飛ぶコウノトリのコラボレーションも見ることができました。

そして町の特徴をもうひとつ。

かの有名な冒険家・植村直己さんの出身地だそうで、記念館である「植村直己冒険館」もあったので行ってきました。

入り口を入るとすぐ、両側を壁に挟まれた狭い通路を歩かされるのですが、そういうデザインだと、「クレバス」をイメージして設計されているのだということは、わりとすぐに理解できました。

植村直己さんの数々の実績については、私が触れるまでもありませんが、その記念館には当時使用していたという登山道具やバッグやジャケット、靴などが展示されていて、これまでほとんど名前しか知らなかった植村直己という人に魅了されていきました。

そして、そこに展示されていた、多くの冒険を支えた仲間の方たちが残した植村直己さんに宛てたメッセージの数々を見てきました。「単独〇〇を達成!」という多くの偉業の裏には、当たり前ですがこれだけの多くの支えがあったんだなぁと、そしてそれだけの多くの人に支えられた植村直己さんの人柄ってどんなだったんだろうと、思いを馳せていました。

また、特に、最後に消息を絶ったのが、今の自分と同じ年齢だというのもあって、一気にリアルに感じて、一気に魅了され、もっと知りたいと思いました。

「あんな冒険に、俺もでたい!」

「冒険王に、俺はなるっ!」

とは思いませんでしたがね(笑)

兵庫県豊岡市

日本海側のエリアはその一体がジオパークにも指定されていて、奇麗な海水浴場があり、城崎温泉などの観光名所もあり、名物として出石そばも有名な街です。先述のコウノトリもこの街の特徴、言ってみれば「名物」のひとつですね。

冒険はまだ始まったばかり。これから、豊岡には何度も何度も足を運ぶことになると思いますが、私は、初めて行ったこの街が本当に大好きになりました。

ABOUT ME
writingcontest
本記事は2023年8月に行われたライティングアイランド主催のライティングコンテスト応募作品のうち、一次審査を通過した作品です。