関東ではお土産の定番「桔梗信玄餅」。
きな粉と黒蜜で食べる日本人に馴染み深い味で、山梨県に行く回数以上にお土産としていただくことも多い銘菓ではないでしょうか。
先日筆者が山梨の日帰りバスツアーに参加したところ「信玄餅詰め放題」が組み込まれていて、2人暮らしの家に“賞味期限翌日の信玄餅”を18個もお迎えすることに……。
そもそも、どうやって食べるのが正解なの?
疑問に思って公式サイトをチェックすると、食べ方が複数掲載されていました。
今回は信玄餅がたくさんあるので、3つの方法で味の感じ方や食べやすさを検証してみます。
桔梗信玄餅の歴史 – 桔梗信玄餅工場テーマパーク themepark.kikyouya.co.jp
食べ方①空いたところに黒蜜を垂らす
- 風呂敷を開いて中ブタを外す
- 3つのうち真ん中のお餅を楊枝で持ち上げる
- 空いたところに黒蜜を垂らしてつけて食べる
片手でお餅を持ち上げながら、黒蜜を注ぐ難易度が高め。
きな粉と黒蜜が完全に混ざらず舌に直接触れるので、黒蜜の味をダイレクトに楽しめます。
きな粉が黒蜜を弾いてしまうのは難点ですが、お餅に付着する黒蜜ときな粉の量が少ない分、お餅そのものの甘さも感じられました。
食べ方②取り出してから混ぜる
- 風呂敷を開いて中ブタを外す
- 餅を楊枝で風呂敷に取り出し、容器に黒蜜を注ぐ
- 黒蜜ときな粉を混ぜてつけて食べる
お餅を取り出すときに、きな粉を落としましょう。黒蜜ときな粉を混ぜるスペースが十分なので初心者さんにもぴったりな食べ方です。
黒蜜と混ぜるときな粉がしっとりするので、散らばるリスクが少ないのがうれしいポイント。
絡めやすくなるのできな粉を余すことなく楽しめますが、ペースト状になるので人によっては粉っぽく感じるかも。
食べ方③包み紙でモミモミ
- 風呂敷を開いて中ブタを外す
- 風呂敷の上で容器をひっくり返して餅に黒蜜を注ぐ
- 風呂敷の四角を合わせて揉む
完成後の見た目は最も微妙ですが、とにかく簡単!揉んでいる間、手でもお餅のふにふにした感触も楽しめます。
黒蜜ときな粉がバランスよくお餅に絡まって、食べ口もしっとりしています。
きな粉が溢れることやうまく絡まないことを気にせずに済むので、面倒くさがりやの私向きでした。
番外編:残った黒蜜ときな粉も楽しもう!
①や②の食べ方をすると、絶対に残っていまうきな粉と黒蜜。
そのまま食べてもおいしいのですが、牛乳や植物性ミルクと混ぜれば“黒蜜きな粉ラテ”が楽しめます。
- 餅を食べ終えた容器に少量ミルクを注ぐ
- 楊枝を使って混ぜて溶かす(余った黒蜜も追加)
- グラスに移してちょうどよくなるまでミルクを注ぐ
2個分の残った黒蜜ときな粉を合わせて、全体で150〜200mlくらいのラテになりました。
公式サイトではバニラアイスにかけて”信玄餅アイス”風に食べる方法も掲載されているので、試してみてくださいね。
信玄餅の一番食べやすい方法はこれだ!
個人的には「食べ方③包み紙でモミモミ」が、手間と味のバランスが最もよいと感じました。
ただし、我が家ではどこかが破けて黒蜜が漏れる事件が発生したのでそこだけは要注意……。
ラテを作るのは難しいですが、1個だけ食べる場合には最適だと思います。
2個以上食べるならラテなどのアレンジをする前提で①②がおすすめ。きな粉や黒蜜好きな方はぜひ試してみてください。
信玄餅を食べるときは、どうやって食べるかを悩むところから楽しみましょう!